体験日記

春の海 海駆ける巨大な旗 とも旗まつり乗船:体験日記

体験日記

2019年のGWに平成が終わり令和が始まりました。
5月3日能登町小木で行われたとも旗まつりの体験に行ってきました。

お祭りって聞くとどんなイメージを持ちますか?

おごそかなイメージ?
やんちゃなイメージ?
地元だけが盛り上がるイメージ?

そもそも祭りって一体なんなんだろう!?
ってことで 「とも旗まつり」 の前に真脇遺跡で『祈り』について考えてみます。

ここは真脇にある縄文遺跡。数々の縄文時代の遺跡が発掘されています。

縄文は今からおよそ6,000年から12,000年前の時代。
大きな争いがなかった縄文時代へ、タイムトリップしてみましょう。

漁にでたり、狩りをしたり、植物を採取し、ここ真脇は「食べる」ことにとても恵まれている場所のようです。建物を作るとき、イルカ漁をするとき、人手がいるときは他の集落の人々と協力していたと思われます。
栗の木の環状木柱列。地上に出ている部分は、こうであっただろうと、推察してつくられています。
高さはどれくらいだったのか、屋根があったのか、床があったのか、そもそも何に利用していたのか?倉庫?祈りの空間?集う場所?
縄文から現代まで、ここで確かに暮らしていた人たちがいたことは間違いないと思います。
数千年前の人々の暮らしに思いはせ、何かを感じとってみてくださいね。

お祭りのはじめは何だったのでしょうか?
祈り。祈ることは今も昔も変わりないですね。

自然への畏敬の念。あらゆるものに神様が宿るという感性。大事にしていきたいです。
子々孫々、苦難を乗り越え、今があります。つないできたことに感謝しています。

お腹がぐーぅっとなって、現代に戻ってきました。
場所を移動してランチタイム。
お邪魔したのは能登×シチリアさん。
パニーニとスープのランチ。
シーフードとサラダをクレープ生地で包んでいて、カレーのスパイスがピリッと効いてておいしかったです。スープは、スーパーフード「小木港沖の天然あかもく」が入っていて、あっさり。おいしいスープでした。

とも旗まつりは、ここ御船神社の春祭り。
能登×シチリアさんから歩いて5分くらいの高台にあります。
私たちもお祭りの安全を祈願しました。

いよいよとも旗まつりの舟に乗船です。新町の伝馬船に乗せていただきました。
伝馬船は全部で9艘あって、それぞれから太鼓と笛の音色が響いています。

この伝馬船、エンジンがついていません。
なので引き船に縄でつながり、引っ張って湾内を周回します。
岸壁や他の伝馬船にぶつからないよう、絶妙なスピードで操縦する技術がすばらしいです。
祭りのクライマックス。9艘の伝馬船が連なります。

この臨場感、是非ライブで味わってもらいたいです。

実はとも旗まつり、もともとは子どもたちの遊びだった、というのが驚きです。
親や親せきの大漁と航海の安全を祈ったのが、今ではこんなに大きなお祭りになっています。

この体験プログラムの詳細は過去の募集案内⇒こちらをご参照ください

※小木港とも旗まつりは毎年5月2日、3日に開催されています。

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